2024年5月23日木曜日

劇団タルオルム

 2年生は、多文化共生について、学習しています。その一環として、劇団タルオルムの演劇を鑑賞しました。まずは、見方から。




演技する方を囲むように座って観ました。こういう舞台設定のことを「マダン」劇というそうです。屋外の各所で、このように演者を囲んで、即興で、役者が、観客を舞台に引き込んだり、演出に駆り出したり、する演出方法なのだそうです。だからなのか、より劇にはいりこみやすく感じました。実際、先生や生徒が実際に舞台に出て、一緒に演じる場面もありました。「マダン」というのは「場」という意味の韓国語だそうです。

 さて、内容は、戦後間もない、日本での韓国朝鮮の方々のくらしが中心でした。2人の役者が子どもになったり、女性や男性を演じたり、青年やご老人を演技わけ、見ている観客を惹きつけてくれるものでした。

生徒達も、笑いが起こったり、拍手したり、1時間があっという間でした。

しかし、この劇で表現されている内容は、当時のくらしの過酷さも表現していました。考えさせられるセリフも多くありました。





プロの演劇に魅了されながら、最後のスピーチでは、今後、校外学習で訪問するコリアタウンでは、どうしてここにコリアタウンがあり、当時のくらしの様子などを、今日の劇を思い出して、感じてほしい、とメッセージをいただきました。プロの劇は、やはり、しっかり惹きつけられ、見ているものを感動させてくれました。ありがとうございました。


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